Contour RollerMouse Pro マイクロスイッチ交換

私物のメンテナンス記録です。確か15年くらい前に購入した、かなり年季の入ったモノです。

Contour社製のRollerMouse Pro(初代)という製品で、マウスともトラックボールともタッチパッドとも違った、風変わりなPC入力デバイスです。長い棒の回転と左右の移動でカーソルを操作します。
キーボードからの手の移動が少なく、慣れれば以外と細かい操作も可能です。癖があるのであまりオススメはしませんが。
あとめっちゃ高いです(確か3万円くらい)。

左クリックがチャタリングを起こすようになってしまったので、マイクロスイッチの交換をしていきます。
以前にも交換をしたことがあるのですが、今回はマイクロスイッチを別の型番の物に変えてみます。
以前の物はOMRON D2FC-F-7N(20M)でしたが、OMRON D2F-01Fにしてみます。
変えた理由は「変えてみたかったから」です。

分解手順

特段難しい点はありませんでしたが、とりあえずご紹介。

裏側のネジを外していきます。
合計12カ所有ります。


1カ所、ラベルの下に隠しネジが有ります。


数カ所、長いネジが有りますが、ネジ穴付近に”L”の刻印があります。

バラした様子はこんな感じです。シンプルな作り。
ユニットごとに基板が分かれているので、メンテしやすいですね。

ホイール部分を外していきます。
ちょっと力ずくになりますが、左側の軸から持ち上げ、エンコーダー部品から外します。

コネクターも外せば、すんなり基板を外せます。

裏面はこんな感じ。
スイッチは6つ必要でしたが、5個しか買っていませんでした…

スイッチを外していきます。
今回ははんだ吸い取り線を使いましたが、3本足なのでヒートガンの方が楽だったかも。

無事外せました。
基板にスイッチの向きが刻印されているので、再配置も分かりやすいです。

新品スイッチを取り付けていきます。手際よく。

無事、換装できました。
1個だけ古いのが残ってますが。
あとは逆順で元通りに組み立て、作業終了です。

ついでにスイッチをバラしてみましたが、金属部分に目視でわかる欠陥はありませんでした。やや黒ずんでいるのと、少し反発力が落ちているかな?という感じです。
きっと目に見えないレベルでの接点の劣化があるのでしょう。

最後に

ちょうど良くスイッチの比較ができるようになったので、押し心地の感想などを。
本格的レビューはマイクロスイッチガチ勢にお任せします。

D2FC-F-7N(20M)のほうが音は高く、D2F-01Fは少し控えめ。「カチッ」と「コポッ」という感じです(語彙力なし)。
反応速度はD2FC-F-7N(20M)のほうがシャープで、D2F-01Fはすこし溜めがあるような気がします。
耐久性は圧倒的にD2FC-F-7N(20M)のほうが良いみたいですね。

もうちっとだけ 続くんじゃ

初代はとうとうメーカー公式からドライバーの対応を外されてしまったので、いつまで使えるのかは分かりませんが、無事にちょっと寿命が延びました。
かなり手になじんでいますので、もう少しガンバってもらいたいと思います。

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